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ブルボンとビスケット

ブルボンは1924年にビスケット製造から始まった企業です。
たくさんのお客様にご愛用いただき、ビスケット業界売上 No.1( インテージ SRI データ:2020 年 9 月~ 2021 年 8 月売上金額 ) に成長しました。
そんな「ブルボンとビスケット」を全4回にわたってご紹介します。

ビスケットのはじまりは「二度焼いたパン」。
旅をするときや狩りに出かけるときの食糧として日持ちを良くするため、パンを乾かして水分を減らし、もう一度焼くことを考え出したことがきっかけです。
人類がパンをつくり始めたのは、8000年~6000年前も昔のことだといわれています。
語源はラテン語のビスコクトウム・パネム(BiscoctumPanem)で「二度焼いたパン」であるといわれ、フランス語のビスキュイ(Biscuit)、ポルトガル語のビスカウト(Biscauto)も「二度焼く」という意味を持っています。

15世紀の大航海時代にはコロンブスやマゼランが長い航海に出るときに大量のビスケットを積み込んだという話が残っています。
本格的に作られ始めたのは 16 世紀の後半のこと。ヨーロッパの宮廷で食べられるようになり、イギリスのエリザベス女王は、宮廷に焼き窯を作りビスケットを製造していたといわれ、フランスの王妃マリーアントワネットも宮廷でビスケットを作っていたそうです。

日本にパンとビスケットが渡来したのは 1543 年。種子島に漂着したポルトガル人によって鉄砲やその他の南蛮菓子と共に伝わりました。しかし、カステラや金平糖のように全国に流行するまでに至らず、長崎の周辺にその名残をとどめたにすぎませんでした。
水戸藩の柴田方庵が「ビスケットは保存のきく食糧」という点に注目し、長崎留学中にオランダ人から学んだビスケットの作り方を手紙にし、 1855 年(安政 2 年)2 月 28 日に、水戸藩に宛てて送った史実が残っています。
その後ビスケットの需要を大きく伸ばしたのは、日清・日露の両戦役で兵士の食糧として大量に用いられたためで、1952 年(昭和27年)に小麦粉の統制が撤廃されたのを機に質・量ともに急速な発展をとげることとなりました。
ビスケットの語源「二度焼かれたもの」と柴田方庵の史実を考えあわせ、社団法人 全国ビスケット協会によって 1980 年から毎年 2 月 28 日が「ビスケットの日」とされました。

ブルボンは1924年(大正13年)にビスケットの製造を開始、創業しました。
ブルボンの前身は、新潟県柏崎市内の和菓子の老舗「最上屋」から発祥した「北日本製菓」であり、その創業者である吉田吉造は関東大震災の影響から地方への菓子供給が全面ストップした窮状を見て、「地方にも菓子の量産工場を」と決意、大正 13 年に柏崎駅前でこの事業を始めました。

現在のブルボンの商品はホームページの商品情報に掲載中です。

https://www.bourbon.co.jp/product/category/biscuits/

通信販売で一部商品もご購入いただけます。ぜひお試しください。

https://shop.bourbon.jp/
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